2019年度助成金交付団体活動報告
1)特定非営利活動法人和の心
【助成対象事業】聞いて見て触って学ぶコミュニケーション オーケストラを添えて
https://wanokokoro.webnode.jp/
11月26日に、約300名が参加し、地元、茨木の総持寺を本拠とする楽団であるアマービレフィルハーモニー管弦楽団の協力を得て、演奏会を開催しました。
楽器の説明や、楽器とのふれあいも子どもたちに届けることができ、人生の豊なみのりとなるであろう音楽に興味を持つきっかけづくりを行いました。
また、コミュニケーションに関しても、わかりやすさを重視し、子供達にも二人組になってもらい体験してもらいました。相手の話を聞き、考えや思いを受け止め、理解する、さらにあいづちやうなずき、アイコンタクトなどの実演を経て、実践までを行いました。
今後は、理科の実験教室や自然とのふれあい、読み聞かせなどを通じて、地域を思う気持ちを高めていけるような企画を実施して行き、より一層、持続可能な豊かな地域社会の創造と発展に寄与していきたいと思います。
2)特定非営利活動法人おいなーれ柏原
【助成対象事業】柏原まちじゅうクリスマスマーケット
創造的アドベントカレンダー作りプロジェクト
http://oinare-kashiwara.org/
https://www.facebook.com/oinare.kashiwara/
それぞれの創意工夫や魅力を引き出したいという思いと、気軽に参加して欲しいという思いを込め、柏原の町全体で創造的に実施するために「柏原まちじゅうでクリスマスを楽しむためのプランづくり会議」を立ち上げ、検討を重ねました。
その結果、クリスマスマーケット開催中の12/1〜12/24は、紹介マップで情報を発信し、ワークショップやライブ、マルシェ、クリスマス会など盛りだくさんのイベント企画を実施することができました。
作成したアドベントカレンダーは、柏原私立の保育所など4箇所の児童施設に無償で届けることができ、クリスマスを通じて、「ハッピーな柏原」を子育て世代に伝えました。
今後は、期間中だけでなく、日常的に地域の商店や個人がつながり、創造的な展開につなげられるよう働きかけていきます。
3)NPO法人Happy mam
【助成対象事業】ひとり親家庭の食材支援になるオリジナルクッキーの製造販売
http://happymam.net
自然素材を使用したクッキーを製造し、地元のお祭りやイベントなどで販売することで、活動の広報だけでなく、事業収入を得ることができ、今後、実施していきたいカフェ作り(居場所作り)の準備資金とすることができました。イベントなどでのクッキー販売では、支援者が買いに来てくれたり、店舗には、ひとり親の方が話をしに来店してくれたり、販売などを通じて活動と参加のきっかけをつくることができました。
今後は、お菓子製造の拠点ができたこともあり、ひとり親の雇用にもつなげていけるよう事業を行います。
4)高槻精神障害者スポーツクラブWEARE
【助成対象事業】精神障害者スポーツ活動
精神障害者の理解・啓発についての活動
http://www.t-weare.jp
バレー部、フットサル部共に精神障害者スポーツの交流の輪が全国に広がっており、他府県
他地域のスポーツ仲間との交流や活動をすることができました。
また、試合などを通じて、チームの強化はもちろん高校生等への障害者スポーツの啓発を行なった。児童スクール活動は、保護者からも好評で、特に障害のある児童が周囲を気にすることなく楽しく体を動かし、躍動する姿から保護者も笑顔になりました。
2002年から始まった当クラブは、精神障害者の地域型スポーツクラブの先駆けとして始まりましたが、障害の有無にかかわらずスポーツを通じて健康に、より良い生活を送れるよう
引き続き、活動の発展と資金の確保の両立を目指していきます。
5)一般社団法人日本水墨画美術協会
【助成対象事業】「墨絵」の魅力を伝える出前授業
http://nippon-suibokuga.com/
大阪市立小学校長会で墨絵出前授業の活動を発信する機会を得ながら、市内2215名に対し授業を行うことができました。出前授業をさらに広げていくための出前授業講師の認定制度では、前年16名だった認定講師が、52名にまで増えました。子どもから、「絵を描くことが好きになった」という感想もあり、墨、水、和紙が醸し出す不思議な表情を体験してもらうことで、自由な発想と工夫、楽しむ機会を届けることができました。
今後は、伝統・文化を学ぶきっかけにもなるよう、出前授業を広げるために、認定制度だけでなく、講師アシスタントへの研修の充実もはかっていきます。
6)ゆめ伴プロジェクト in 門真実行委員会
【助成対象事業】ゆめ伴プロジェクト in 門真〜認知症になっても輝けるまちづくり〜
ゆめ伴プロジェクト in 門真実行委員会facebookページ
認知症の人や市民、医療・介護・福祉などの専門職スタッフ約150名がチームにわかれ、活動し、年間を通じのべ1000名をこえる取組へと発展しました。
活動の一つが、車椅子のお父さんをマラソン大会に参加させて元気になってもらうための、みんながみんな英雄になる1日。その企画では、認知症の人と家族やサポートスタッフがペアになり、市内を走り、ゴールを目指し、走りながら認知症への理解を深めるなどPRを行っただけでなく、中間地点などでは、認知症サポーター育成講座の開催もしました。他にも、認知症カフェ、野菜や綿花の栽培、ダンディコーヒー、マーケット、コンサートなど多様な企画を地域を巻き込んで実施し、その結果、厚生労働大臣最優秀賞を受賞することができました。
今後は、この取組から生まれているさまざまなエピソードをまとめたエッセイ集を作成するなど、さらなる理解促進に向けた取り組みを行います。
(報告掲載は、順不同)