2020年度助成金交付団体活動報告
・NPO法人トゥギャザー
http://www.together.or.jp/
【助成対象事業】障害者作業所商品の開発・改善事業
コロナ禍により規模は縮小したものの、試作を重ねて販売会を開催することができました。販売会では、活動紹介パネルの設置や、特設コーナーを設け、来てくださるお客さんに対して、活動への周知も行いました。販売したのは、和製柄のマグネットやめんこ、マスクチャームと、菓子創造事業所作ったチュイール、ワインパウンド、ギフトセット等です。
試作は、月に1度販売担当者と製造担当者にて、どんな商品を作りたいか、売るためにはどうしたらいいかなど、一緒に考える機会を持ることで、打ち合わせの日だけでなく、課題や悩み、意見を頻繁に出せるようになり、連帯感とスピード感が生まれ、従来より前向きに取り組むことができるようになりました。
コロナ禍で、最初の数ヶ月は思い描いていた事業が遂行できるか不安に思う日々が続きましたが、様々なつながりの中でほぼ計画通りに事業を進められることができました。今後も、新たな展開を模索していきます。
・一般社団法人ヒューマンワークアソシエーション
https://www.yarukimitekure.com/
【助成対象事業】守口市のこども食堂ネットワーク化とひきこもりの居場所事業
毎週1回(1カ所)・毎月1回(4カ所)の子ども食堂は、コロナの影響で休止せざるを得ない時期もありましたが、弁当配布の活動に変えながら継続することができ、5カ所で58回開催、学習支援も21回開催することができました。
週1回のホワイトカフェ(引きこもりカフェ)では、ピアカウンセラーを常駐させ、面談、コミュニケーション、レクリエーション、体験交流を実施しました。こども食堂と同様にコロナで休止せざるをえない時期もありましたが、10代〜40代までのべ50名が参加してくれ、顔見知りを作り、相互の存在を知る機会として機能しています。カフェでは、家で話さない話題が出てきて、他の人の話を聞く機会にもなり、コミュニケーションの練習の機会にも繋がりました。
今後は、依然として、対面での支援がしずらいこともあり、オンラインを活用しつつ、支援メニューを増やして、停滞させることなくつながりづくりを進めていかれる予定です。