2016年度助成金交付先より活動についての報告をいただきました。


2016年度助成金交付先、特定非営利活動法人あっとすくーる様、大阪府シルバーアドバイザー連絡協議会様、認定NPO法人DxP(ディーピー)様より活動についての報告をいただきました。
ご紹介します。

1)特定非営利活動法人あっとすくーる
  https://atto-school.jimdo.com/

  特定非営利活動法人あっとすくーる 理事長 渡剛様から活動の報告が届きました。
 ≪助成活動名 小学生向けの学習教室事業≫

『夏休み、冬休み、春休みに実施。それぞれの休みの宿題と事前に小学校の先生方にヒアリングを行い、小学生がよく躓く分野である分数・小数の復習を扱いました。
教材をこちらで用意し、一人一人の学力に合わせた学習支援を行いました。
勉強が苦手な子どもたちも少なからずいましたが、参加したすべての子どもたちが、「ここでの勉強は楽しい」と言って通い続けてくれ、子どもたちや保護者の方々から満足の声をいただきました。
子どもたちはもちろん、保護者の方にとっても価値あるサポートを届けることができました。
これまで中高生への学習支援を行なっていく中で感じていた「もう少し早い段階でサポートに入ることができたらもっと効果が出るのに」という思いがありましたので、この事業を実施できてよかったと思っています。
小学生の子どもを持つ保護者の方々の悩みも少しづつ見えてきましたので、子どもたちをサポートする大学生ボランティアの確保という課題にも取り組みながら、今回の経験を今後の事業に活かしていきたいと思います。』


特定非営利活動法人あっとすくーる理事長 渡剛様


活動風景

2) 大阪府シルバーアドバイザー連絡協議会
  http://sa-renkyo.sakura.ne.jp/

大阪府シルバーアドバイザー連絡協議会
  副理事長・交流活動部長 木場昭和子様から活動の報告が届きました。
  ≪助成活動名 認知症の者とその家族の支援に関する事業≫

『今回の活動は、府内10市、延べ122か所以上の高齢者施設で認知症者と共に歌体操を行い、交流・支援事業を展開しました。施設ボランティア参加者は、354名。
1時間の懐かしい歌での体操後、参加者は自然に笑顔になり明るくなるのです。
高齢者施設の数は、高齢者の増加と共に増加しており、介護保険の適用範囲外の隙間的対応は多くのボランティア活動によって賄われていて、施設側のボランティア活動に対する要望は強く、高い評価を得ています。府下全域での組織的な活動を行う為にはボランティアの質の向上と活動の拡大を図ることが必要になります。
ボランティア活動の出来る人材育成の為の地区研修会、また今後の活動拡大の為の次期リーダー育成の為の中央研修会を毎月一回開催しました。
平成29年3月に研修成果発表会として、府下全域で歌体操に取り組んでいる方々が集まり、「大阪府SA連協歌体操フェスタ2017」を開催。
過去最多の30団体、439名の参加者で大盛況のうちに終了しました。
助成金により活動の活性化ができました。』


大阪府シルバーアドバイザー連絡協議会副理事長・交流活動部長 木場昭和子様


活動風景

3) 認定NPO法人DxP (ディーピー)
  http://www.dreampossibility.com/
 
認定NPO法人DxP(ディーピー)
広報・ファンドレイジング部部長 入谷佐知様から活動の報告が届きました。
≪助成活動名 公立の定時・通信制高校の生徒に届ける!
過去を振り返り、未来を描く授業「クレッシェンド」≫

『2016年度、公立の定時制高校での授業「クレッシェンド」の運営に際し、ご支援いただき誠にありがとうございました!2016年度は、大阪府の定時制高校の4割以上にD×Pの授業を導入することができました。
3年前。私立の通信制高校でのみ「クレッシェンド」が導入されていたとき、ある定時制高校で生徒会の生徒のみで試験的に実施した「クレッシェンド」。
そこから実績を一つずつかさね、プログラムの質を向上させてまいりました。
熊西地域振興財団様からのご支援のおかげで、今年度は、様々なスタッフに授業運営を任せながら、いかにプログラムの質を落とさずに運営・展開できるかの挑戦を行いました。
質はある程度落とさずに運営できましたが、一方で一部業務管理がなされない場面もあり、将来に向けたスタッフ育成が課題であることが判明しました。
 また、今後の国/自治体の予算化に向けて、成果測定が何より重要な要素となります。
そのため今年度は、運営の財源化に向けた取り組みを加速させたく、成果測定/ソーシャルインパクト測定チームを発足させ、クレッシェンドの効果測定を行おうとしました。
しかし調査項目が学校の先生にご納得いただける内容にならなかったため、調査が実施できなかったことが今年度にわかった大きな課題でした。
 当団体の取り組みは「自分たちで箱をつくり、そこに生徒を呼び寄せる」ではなく、「支援の必要な生徒の集まるところに行く」ことが先駆的なポイントだと思っています。
そのために学校との連携を重要視し、先生がたとの話し合いを諦めずに続けたことで、全国で初めてNPOとして定時・通信で正規の授業を任せていただくまでに至りました。
今年、成果測定のアンケート調査が行えなかったことは非常に残念でしたが、今回も諦めずに話し合いを続けられたらと思います。試行錯誤の連続ですが、当プログラムに可能性を感じてくださり本当にありがとうございます!
今後もともに大阪の高校生を支えていただけましたら幸いです。』


認定NPO法人DxP(ディーピー)理事長 今井紀明様


クレッシェンド風景

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